去る4月22日、私(高田貴虎)の出身大学である昭和大学の同期会にて講演をしてきました。
1時間ほどの講演で何をテーマにするか悩みましたが、私の行っている日常臨床における症例をそのまま提示することにしました。
テーマは『ペリオドンティストとしての今とこれから』です。
「ペリオドンティスト」とは「歯周病専門医」という意味です。
歯科医師になって昭和大学歯周病科で9年間にわたって歯周病学を学びました。
当時の症例から、歯周病専門医は歯を守ることはもちろん歯の欠損を含めて包括的に口腔内を診る必要があることを学びました。
その経験からそれからの9年間は、スタディーグループ赤坂会で欠損補綴を含む包括的な歯科臨床を学んできました。
18年に及ぶ臨床経験から、歯周病における炎症のコントロールと力のコントロールの重要性を学び、今後もその方向性をさらに突き詰めていきたい。ぎゅっと要約するとこんな感じの内容です。
同期の皆さんと自分の臨床についてディスカッションする有意義な一日でした。
また、自身の臨床を振り返るとても良い機会になりました。自分の歩んできたことや向かおうとしている方向性は間違っていないと改めて思いました。すべての基盤となった昭和大学歯周病学教室で学んだことに感謝しつつ、現在置かれている環境にも感謝してこれからも成長していきたいと思います。