高田歯科医院・西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯医者・歯周病専門医

西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯周病専門医 髙田歯科医院 

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副院長、髙田貴虎のブログです。
近況を中心に診療内容から趣味まで様々なことをアップさせていただきますので宜しくお願いします。

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歯周病学会と勉強会の週末

日本歯周病学会とスタディーグループ赤坂会に参加して

 9月3日は仙台にて日本歯周病学会学術集会が開催されました。
 コロナ禍になってからはWeb開催での参加でしたが、久々に現地参加してきました。感染対策をしながら人数制限下での開催でした。
 今回わたくしは専門医症例ポスター発表をしました。ポスターの前で質疑応答の時間が設けられているのですが、母校である昭和大学歯周病学教室の先生方や勉強会で知り合った先生方がいらっしゃってくださいました。久々に会えた嬉しさから、学術的なディスカッションよりもお互いの近況報告が中心に時間はあっという間に過ぎ去っていきました。コロナ禍ならではです(笑)。
 翌日9月4日はスタディーグループ赤坂会の例会でした。テーマは赤坂会の得意分野である欠損補綴。顧問の寺西先生によるご講演や若手の先生方の熱気溢れる症例発表であっという間の一日でした。

 この二日間は、私が歯科医師になってからおもに学んできたことをもう一度再考させて貰える時間でした。パンデミックや戦争・政治不信といった社会的変化を経て、いま歯科医院にいらっしゃる患者さんの望みは心身の健康回復・維持が一番であると思います。歯周病と全身疾患の関係性が強いことが科学的に理解されてきた昨今、これからの歯科治療のあり方も変化していくと実感しています。私たちの歯科臨床も科学の進歩に合わせて進化していきたいと思っています。
髙田貴虎

緊急事態宣言が再発令されました

1月7日政府より緊急事態宣言が再発令されました。
当院においては、これまで通り感染対策を徹底しながら診療を継続していきます。

昨年の第1・2波のデータから、以下のような見解が得られています。

①歯科治療による新型コロナウイルスの感染報告が見当たらない。

 ・実際に新型コロナウイルス感染者が受診した(後に感染が判明した例も
  含む)歯科医院においても感染者がでていない
  という報告がいくつかあります。

②歯科医師・スタッフの新型コロナウイルス感染率は少ない。

 ・国内における抗体検査から医療従事者において最も陽性率が低い
 ・米国における歯科医師の感染者は1%程度で米国民の1/10程度
  といった報告があります。

③口腔内の状態は、さまざまなウイルス感染症に対する免疫に関与する。

 ・口腔清掃状態が悪いとインフルエンザに罹りやすい
 ・歯周病が全身の健康状態を低下させる
 ・口腔内細菌と腸内細菌(免疫に深く関与)はお互いに関与しあっている
 ・新型コロナウイルスの重症者の血液中には細菌や細菌由来の毒素(LPS)
  が多く含まれている(口腔内の由来かどうかはわかっていません)
  といった報告があります。

もちろん、ご来院時に体調がすぐれない場合は無理されずにご予約変更をお願いしますね。
また、新型コロナウイルス感染症と診断され自宅療養されている方、濃厚接触者とされている方はご来院をお控え頂きますようお願い申し上げます。

2021年も皆様における口腔内の健康維持から、このパンデミックを乗り越えるお手伝いができれば幸いです。

新型コロナウイルス感染防止対策9 換気と熱中症対策

今年の夏は暑いですね。

にもかかわらず、新型コロナウイルス対策として換気をおこないながら熱中症予防をするといった矛盾…。

効率よく換気するために、各診療台でこのようにしています。

窓に扇風機を外向きに設置し空気を積極的に排気させます。

後ろから窓に向けて扇風機で風を送ります。エアコンの空気も動くので涼しくなります。

扇風機はプラズマクラスター。動物コロナウイルスやSARSウイルスへの不活化効果があるようです。https://jp.sharp/plasmacluster-tech/effect/
(換気が一番だとは思います。)

温度と湿度を常にモニタリングしています。
特に今冬は要注意です。(今から冬の準備をしようと思います)

地球温暖化が生態系に変化を生じ、新しいウイルス感染症が生まれたと論じている科学者もいるようです。記録的豪雨や記録的猛暑、ここ数年異常気象が続いています。パンデミックだけでなく、地球規模でのもっと大きな問題が浮き彫りになってきているのかもしれません。子供たちに負の遺産を残さないために何ができるでしょうか。

新型コロナウイルス感染防止対策8 『うがい薬』について

0.5%ポピドンヨードは15秒で新型コロナウイルスを不活化します。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jopr.13209

当医院はじめ、多くのクリニックで診療前後のうがいに使用されています。

しかし、現在は入手困難となってしまっていることはご存知のとおりです。

なので別のうがい薬を検討しました。

0.5-1%過酸化水素水 アメリカ歯科医師会が新型コロナウイルス感染防止対策として推奨していますので、当医院スタッフと試してみました…が、とっても不味いです。悪い後味が何分も残ってしまいましたのでこれは却下です。

ネオステリングリーン ベンゼトニウム塩化物

https://www.nite.go.jp/data/000109487.pdf

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)からの報告にあるように、新型コロナウイルスを不活化します。

しかも、ミント風味で後味も良好です。

今後はこちらも使用していこうと思います。

新型コロナウイルス感染防止対策について 当院の取り組み その実際について 7


前回のブログでもまとめたように、いま皆さまにとって重要なことは『どんな状況下であっても口腔内を自分でケアできること』だと思います。
セルフケア・プラークコントロールは、『何を使って、どのように、どのくらい行うのか?』について最善策を見つけることにあります。
しかし、お口の中の状況はそれぞれ異なり、また手先の器用さ、プラークコントロールができる時間や生活習慣など、お一人お一人に合った方法があります。
これを見つけていくには、歯科衛生士が密になって患者さまと向き合う必要があります。患者さまと術者の双方が安心して向き合えるように、透明カーテンを用いてプラークコントロール指導をさせて頂いております。

この方法は当院の衛生士たちが提案してくれたもので、この熱意は皆様にもきっと伝わってくれると信じています。