歯周病の進行に関わる細菌の種類が明らかになっています。
P. gingivalis
T. forsythensis
T. denticola
という3つの菌は、いわゆる悪玉菌と考えられています。
これらは「レッドコンプレックス」と呼ばれ、この3つの菌が検査で検出されると歯周病が進行状態にあると考えられています。
とくに、 P. gingivalis は 歯周病の進行において中心的な役割を担っています。
P. gingivalis には、遺伝子型(コロナウィルスでいう変異株)が報告されており、2型の P. gingivalis は特に病原性が強い(悪い)と考えられています。
当院においては、お口の中の唾液もしくは歯周ポケット内のプラークを採取し検査センターにPCR検査依頼をしています。
検査結果から歯周病の進行リスクをある程度予想できるので、治療方法の選択やメインテナンス内容と期間の決定に役立ってきます。
歯周病患者さんはもちろん、歯周病を予防していきたい患者さまにもぜひ検査を受けていただきたいと思います。