高田歯科医院・西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯医者・歯周病専門医

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09月

日本歯周病学会秋季学術大会に参加してきました。

IMG_2627 9月22日(日)に前橋で開催された日本歯周病学会秋季学術大会に参加してきました。 今回の特別講演は「Contemporary concepts in regenerative periodontal therapy」という演題でスイス・ベルン大学のAnton Sculean教授の講演を聴講することができました。再生療法の科学的エビデンスを総括し、そのエビデンスに従ったコンセプトの臨床ケースを見ることができました。 新しい知見としては、EMDを根面に塗布する際に先に根面に血液が付着してしまうとEMDの根面への吸着が阻害されてしまうことを組織学的実験データで示していました。ただ、このようなことは以前より言われていましたし、今回はこれと言って新しい情報は無かった、というのが正直なところです・・・・。 近年のインプラント治療の発展によって、ここ10年くらい歯周病・歯周治療学に大きな変化は起こっていないように思われます。 私が大学の歯周病学教室で臨床・研究に従事していた10年間は、再生療法、歯周形成外科、全身疾患との関連、侵襲性歯周炎の発症メカニズム、細菌検査と抗菌療法などなど、歯周病学は大きな発展を遂げていた時代でした。その後、インプラント治療に世界の感心はシフトしていき、歯周病学を牽引してきた研究者・臨床家もインプラントに関する基礎的・臨床研究などへとテーマは変化していきました。(ですからインプラントに関する重要な研究の多くは歯周病学の分野から発表されています。) そのような事から、最近の歯周病学の話題は私が大学講座に在籍していた時代と大きくは変わっていないのが現状です。 最近ではインプラントの頻用から様々なトラブルがマスコミなどでも取り上げられるようになってきており、再び「歯を残す」ということの重要性が注目されています。 歯周病学はこれからも発展の余地があると私は思っております。クラス3分岐部病変の再生療法、水平性骨吸収に対する再生療法、侵襲性歯周炎の原因と治療方法、咬合性外傷のメカニズム、新しいプラークコントロール方法などなど・・・・・。 基礎的研究に関しては大学などの研究機関に頑張ってもらい、私たち臨床家は日々の臨床でより良い結果を出していくことで歯周病・歯周治療学がより発展していけたらと感じた一日でした。

昨日の勉強会。

DSC_1279 昨日は副院長が所属するスタディーグループ赤坂会の例会でした。スタディーグループとは歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が集まって歯科に関する学問・学術を学ぶ会で、毎回テーマを決めて講演と症例発表が行われます。昨日は『日常臨床における歯科衛生士の役割』というテーマで行われました。 所属するスタディーグループ赤坂会では以前から歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士のチームプレーに重点をおいた勉強会です。歯周病治療ではとくに衛生士とのチームプレーは欠かせません。 昨日の内容で興味深い点としては、エンド―ぺリオ合併症の治療に関してでした。エンド―ぺリオ病変では、ぺリオの治療に先立ってエンドの治療をすることが有効とされています。ですから衛生士がぺリオ治療を開始するタイミングを歯科医師が適切に指示しなくてはいけません。昨日の症例ではそのような歯科医師―衛生士の意志疎通が大変上手く行った結果、困難と考えられた歯の保存に成功した症例が提示されました。今後の私の臨床にもとても参考になる内容でした。

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