高田歯科医院・西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯医者・歯周病専門医

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メインテナンス

腸に到達する歯周病菌を防ぐ


日本歯科医師会が公開しているYouTubeチャンネルで閲覧できる講演です。
以下をクリックするとYouTubeサイトへ移動します。

歯と口の健康シンポジウム2023 ー腸に到達する歯周病菌を防ぐ!歯周病のリスクとオーラルケアー – YouTube


年に一回のシンポジウム講演が公開されました。
腸内細菌と口腔内細菌の関係について、歯科からは大阪大学 予防歯科学・天野 敦雄 教授、医科から内科医・桐村 里紗 先生が ディスカッションしています。

歯科医師や衛生士だけでなく、患者さまにとっても有意義な内容ですので是非一度ご覧になってください。

本当に素晴らしい内容です。内科医の目線から歯周病をどのように解釈されているのかよくわかる内容です。

歯周病が全身疾患の発症を促すことは知られていますが、それは歯周病菌やその毒素が血管を通じて全身を循環することで起こると考えられてきましたが、最近の研究でダイレクトに消化器官を通って腸内を荒らすことがわかってきました。腸内疾患だけでなく、腸内細菌の乱れが全身の健康状態に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

歯の痛みや咬めないといった訴えの治療が歯科医院の役割りであった時代から、全身の健康維持のための歯科医院へとシフトしていっています。

歯周病原菌が全身の健康に関与します

 2020年からはじまったCovid-19によるパンデミックも落ち着きつつある状況です。現状、第9波に入ったと考えられていますが、大きな混乱に至らないことを願うばかりです。
 当院においても、必要な感染予防対策は続けながらもパンデミックという特別な対応を徐々に戻している状態です。
 このパンデミックを経験したことによって、みなさんの健康に対する意識は確実に高まりました。そして、全身の健康において口腔内の健康が非常に重要であることがとても注目されています。さらに、医学・医科そのものが口腔内・歯周病に注目しているのです。

 この3冊は、いずれも医学・医科の専門誌です。「医学のあゆみ」「診断と治療」は主に医科の先生や従事者が読む専門誌です。いずれも、口腔疾患や歯周病が全身疾患に及ぼす影響の最新知見が掲載されています。
  「実験医学」は主に基礎医学の研究に携わる方々が読む専門誌です。わたしも大学で研究をしていたときは良く購読していました。
  これらの専門誌が歯科・歯周病を取り上げることがとても貴重なことで、嬉しく思います。

 歯周病と全身疾患の関係はかなり古くから知られていましたが、今から20年ほど前から研究が盛んになってきました。とくにここ10年くらいの研究結果の蓄積は素晴らしいものがあります。
  1990年代からはじまった「ヒトゲノムプロジェクト」は、ヒトの遺伝子配列をすべて読むという当初の目的は2000年代初旬に達成されました。それに代わって登場したのが「ヒトマイクロバイオームプロジェクト」です。ヒトの口腔から腸へと続く消化器系や、それ以外の様々な器官には多種多様な微生物が存在します。その微生物が様々な病気の発症・進行と関わっていることから、その微生物を網羅的に解析しようという試みです。
  この解析によってわかってきたことを簡単に述べますと、「口腔内の歯周病を引き起こす細菌が血液を介して全身の病気に悪影響を及ぼしたり、腸内細菌に悪影響を及ぼすことで全身の病気に関わることがわかってきた。」ということです。

 このようなことに国・政府も注目しているようです。将来的に「国民皆歯科検診制度」を導入することによって、口腔内を健康に保つことが全身の健康に繋がり、最終的には国の医療費削減に繋がると考えているようです。

 歯周病治療と予防が、みなさまにおける全身の健康維持に貢献できるように、歯周病専門医としてお役立ちできれば幸いです。

新型コロナウイルス感染防止対策について 当院の取り組み その実際について 7


前回のブログでもまとめたように、いま皆さまにとって重要なことは『どんな状況下であっても口腔内を自分でケアできること』だと思います。
セルフケア・プラークコントロールは、『何を使って、どのように、どのくらい行うのか?』について最善策を見つけることにあります。
しかし、お口の中の状況はそれぞれ異なり、また手先の器用さ、プラークコントロールができる時間や生活習慣など、お一人お一人に合った方法があります。
これを見つけていくには、歯科衛生士が密になって患者さまと向き合う必要があります。患者さまと術者の双方が安心して向き合えるように、透明カーテンを用いてプラークコントロール指導をさせて頂いております。

この方法は当院の衛生士たちが提案してくれたもので、この熱意は皆様にもきっと伝わってくれると信じています。



衛生士が2人体制になりました

今月より歯科衛生士が2名体制になりました。 歯周病に限らず口腔内の疾患予防・健康維持に定期的なメインテナンスは重要です。 また、歯周病の治療で重要になってくるのはプラークコントロールと歯石除去です。 さらに、小児のブラッシング指導やむし歯予防も担当します。 これらを担う衛生士の役割は、当院で治療を受けられる上で欠かせない存在です。 2名体制にして、今後も力を入れていきたいと思います。