高田歯科医院・西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯医者・歯周病専門医

西多摩地区 青梅線 羽村の歯科・歯周病専門医 髙田歯科医院 

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歯の保存が第一です。勉強会に参加してきました。

基調講演の渥美克幸先生。細部にこだわった細かい診断・処置は圧巻でした。
ご講演いただいた渥美先生、安部貴之先生と会員発表された先生方を囲んで有意義なディスカッションをしました。

 5月10日スタディーグループ赤坂会主催の講演会が開催されました。今回のテーマは「歯の保存を考える」。歯内療法(歯における神経の治療)と歯台築造(神経のない歯における土台)を中心にこの分野での第一人者お二方をお招きして講演いただきました。会員からは実際の症例提示と、大学院での研究内容(開業しながら大学院に通われている先生です(驚))を提示いただきました。
 インプラントをはじめ歯の欠損回復における技術は日々進化してきています。 そして、歯を守っていくためには歯の欠損回復はとても重要です。 しかし、わたしたち歯科医師が考える第一選択はまず歯の保存です。歯周病とカリエス(むし歯)という歯を失う2大原因、それに伴う歯の欠損と咬み合わせ異常、これらを総合的に治療・予防していくことが大切です。

勉強会に参加してきました~その②症例発表してきました~

 去る 2月8日、国際フォーラムにて所属するスタディーグループ赤坂会の例会がありました。今回、私は「歯周炎をともなうアンテリアオープンバイトの患者に包括的治療をおこなった症例」というタイトルでプレゼンをさせていただきました。
  前歯が咬んでいないために奥歯に負担が強くかかり多くの問題が生じている症例を、矯正治療を含めた様々な治療法で良好な結果を得た症例です。
  この症例は福生市の田辺歯科・矯正歯科医院の矯正専門医である田辺怜先生に矯正治療を担当していただきました。矯正治療の結果が本当に素晴らしく、長い期間をかけて田辺先生とは何度も様々なディスカッションを重ねてきた成果がでてると思います。
  私は歯周病の専門医であり、歯周病の治療とそれに伴う歯の欠損回復において高度な治療を提供できるように日々努めております。しかし、歯列不正や咬み合わせ異常があると、歯に強い負担がかかり歯周病や歯の破折から保護していくことが困難になってきます。そのようなときに矯正治療が必須になってきます。矯正治療は専門性の非常に高い分野です。一流の矯正医が隣町にいてくれて本当に助かります。田辺先生とはこれからもさらに意見交換しながらより良い治療をおこなっていきたいと思います。
  歯周病治療・予防、歯の欠損回復(インプラント・義歯・ブリッジ・クラウン)、矯正、咬み合わせ治療を中心に総合的な高度治療を提供できるように日々努めてまいります。

勉強会に参加してきました~その①歯周組織再生療法について~

 2月8日は国際フォーラムにてスタディーグループ赤坂会の例会がありました。今回の総合テーマは「歯周組織再生療法」についてです。
 基調講演にはこの分野で世界も注目する奈良嘉峰先生をお招きしてご講演いただきました。世界最先端の技術をお持ちでありながらも、そのコンセプトと実際の治療内容は歯周治療の基礎がしっかりと行われており、その上での高い技術が行われていることが良く分かる内容でした。
  懇親会でも個人的にお話をさせていただき、年下の先生ですが人格も素晴らしく日本を代表する歯周病医としてこれからも応援していきたいと思いました。
  歯周組織再生療法は現在どんどん進歩していっています。より確実に、かつ低侵襲に再生させることが可能になってきています。


  

奈良嘉峰 先生による基調講演

新年・大病を乗り越えた患者さんが久々に来院されました。

 新年の仕事はじめの今日とっても嬉しい出来事がありました。

 大病を患っていた患者さんが、約2年振りに来院されました。命に関わるような大病で、入院される前にご連絡いただき事情を教えていただいておりました。
その患者さんとは音楽という共通の趣味があり、たまにそのお話を診療の合間にしていたので、またお会いして話したいなと思うことがよくありました。 それから約2年連絡が無かったのですが、年末にご予約が入ったことをスタッフが教えてくれたので、それから今日が待ち遠しかったです。

 辛かったであろう1年以上に及ぶ入院生活を乗り越え、なんとか通常の日常生活が戻ってきているようでした。80歳を超えるご高齢でありますが、今はお子さんお孫さんと同居するようになりとても幸せそうでした。

 そして口腔内は多少の問題はあるものの想像以上に良い状態を維持しておりました。入院前にしっかり治療を終えていたこと、口腔の衛生状態に対する意識が高かったためと思われます。
 口腔内の状況が悪いと大きな病とは闘えないと思います。実際に長年経過を追っていくと、口腔内の良い方は健康に長生きされていることを実感します。そのようなデータもでています。多少は患者さまの健康に寄与できたのではないかと思います。
 
 今年も皆さまにとって素晴らしい一年になりますよう。そして皆様が健康で笑顔でいられるように。そのような歯科治療を続けていきたいと思います。 髙田貴虎
 
  

インプラントの講演会に参加してきました

 12月7日は所属するスタディーグループ赤坂会にて 「前歯部審美インプラントの治療戦略」という講演会に参加してきました。この分野の第一人者である飯田吉郎先生をお招きしての講演でした。
 前歯部審美インプラントを、審美的にしかも長期的に安定した結果を得るためには、インプラント周囲組織(周囲粘膜と骨)の維持が重要であり、そのために必要な考え方を中心に講演いただきました。本当に分かり易い講演で、頭の中がクリアになりました。明日からの臨床に活かしていきたいと思います。

歯周病に関する講演会に参加してきました

講師の山本教授

 

先日、歯周病に関する講演会に参加してきました。ロイテリ菌を扱っているメーカー主催の講演会で、講師は私が在籍していた昭和医科大学歯周病学講座の教授である山本松男先生でした。
 「歯周病細菌研究の最前線」について、その歴史から現在の知見まで詳細をわかり易く教えていただきました。

 ご講演は勉強になったのはもちろんですが、久々にお会いする教授とは近況の話で盛り上がってしまいました。教授が昭和大学にいらっしゃったばっかりのとき、二人で研究関係で鹿児島大学に泊りがけで行ったりした思い出があります。懐かしいなあと・・

 そして、やっぱり歯周病学は奥が深くて本当に興味深い学問です。ヒトマイクロバイオームプロジェクトによって、今後新たな研究結果がどんどん出てくると思います。歯周病の発症メカニズムや全身との関係がさらに解明が進むと、今まで完治させることが困難であった重度歯周病も治せるときが来るかもしれません。

山本教授・鴨井名誉教授(日本歯科大学)とともに

当院の歯科衛生士が歯周病学会認定衛生士の資格を取得しました。

 令和6年10月、当院の歯科衛生士が日本歯周病学会認定衛生士の資格を取得しました。これは、日本歯周病学会が認定した「歯周病の治療・予防における衛生士のスペシャリスト」の意味をもちます。( 認定歯科衛生士 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会
  全国で1431名、東京都で259名しか取得していない、歯科衛生士の資格のなかでも最も難しい資格です。 ( 認定歯科衛生士数 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会
 衛生士専門学校を新卒で当院に就職した当時から目指してきて、8年がかりでした。期間はかかりましたが十分に実力がついてからの取得です。
  これで歯周病専門医と認定衛生士の揃った歯科医院になりました。歯周病治療におけるチーム医療をしかっりと行っていきますので今後とも宜しくお願いします。

歯周病菌の検査

歯周病の進行に関わる細菌の種類が明らかになっています。
P. gingivalis
T. forsythensis
T. denticola

という3つの菌は、いわゆる悪玉菌と考えられています。
これらは「レッドコンプレックス」と呼ばれ、この3つの菌が検査で検出されると歯周病が進行状態にあると考えられています。
とくに、 P. gingivalis は 歯周病の進行において中心的な役割を担っています。
P. gingivalis には、遺伝子型(コロナウィルスでいう変異株)が報告されており、2型の P. gingivalis は特に病原性が強い(悪い)と考えられています。

当院においては、お口の中の唾液もしくは歯周ポケット内のプラークを採取し検査センターにPCR検査依頼をしています。
検査結果から歯周病の進行リスクをある程度予想できるので、治療方法の選択やメインテナンス内容と期間の決定に役立ってきます。
歯周病患者さんはもちろん、歯周病を予防していきたい患者さまにもぜひ検査を受けていただきたいと思います。

レッドコンプレックスという歯周病の悪玉菌を検査しています

P. gingivalis の遺伝子型を調べています

腸に到達する歯周病菌を防ぐ


日本歯科医師会が公開しているYouTubeチャンネルで閲覧できる講演です。
以下をクリックするとYouTubeサイトへ移動します。

歯と口の健康シンポジウム2023 ー腸に到達する歯周病菌を防ぐ!歯周病のリスクとオーラルケアー – YouTube


年に一回のシンポジウム講演が公開されました。
腸内細菌と口腔内細菌の関係について、歯科からは大阪大学 予防歯科学・天野 敦雄 教授、医科から内科医・桐村 里紗 先生が ディスカッションしています。

歯科医師や衛生士だけでなく、患者さまにとっても有意義な内容ですので是非一度ご覧になってください。

本当に素晴らしい内容です。内科医の目線から歯周病をどのように解釈されているのかよくわかる内容です。

歯周病が全身疾患の発症を促すことは知られていますが、それは歯周病菌やその毒素が血管を通じて全身を循環することで起こると考えられてきましたが、最近の研究でダイレクトに消化器官を通って腸内を荒らすことがわかってきました。腸内疾患だけでなく、腸内細菌の乱れが全身の健康状態に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

歯の痛みや咬めないといった訴えの治療が歯科医院の役割りであった時代から、全身の健康維持のための歯科医院へとシフトしていっています。

歯周病菌とたたかう乳酸菌プロバイオティクスのL.ロイテリ菌

 歯周病はお口のなかに常在している細菌がひきおこす病気です。さらに全身のさまざまな病気に関与することがわかってきました。
 また、ヒトの身体にどのような細菌が常在するか解明しようとする「ヒトマイクロバイオームプロジェクト」によって、いわゆる悪玉菌・善玉菌がどういったものか徐々にわかってきました。歯周病菌という悪玉菌が歯周ポケット内で増えると細菌全体の毒性が強まるのです。


 腸内細菌を整える目的で、乳酸菌プロバイオティクスのはいったヨーグルトや飲料をとることは一般的になってきました。乳酸菌プロバイオティクスは善玉菌としてはたらき、悪玉菌の活動を妨げます。

 同じように、口腔内でも一部の乳酸菌プロバイオティクス が歯周病菌のはたらきを妨げることがわかってきました。スウェーデンで昔から研究されてきた 乳酸菌プロバイオティクス であるL.ロイテリ菌は、 腸を整える効果だけでなくアレルギーや骨密度など様々な領域で効果がることが示されてきました。

 そして、このロイテリ菌が歯周病治療の効果を上げることが2013年のヨーロッパ歯周病学会誌(Journal of Clinical Periodontology)に報告されました。この研究やその後の研究からロイテリ菌が歯周病菌の増殖を阻止することが示されています。


 前回のブログで述べたように、抗菌薬は歯周病菌だけでなく善玉菌にも作用してしまいます。さらには耐性菌の出現を引き起こす可能性もあるので現在では歯周病治療では用いません。
 歯周病治療にとってロイテリ菌は抗菌薬より作用はマイルドですが、重篤な副作用がほとんどないと考えられています。また、全身にも良い効果があり、腸内も整えてくれます。
 近年では口腔内細菌と腸内細菌が相互に作用し合っていることがわかってきています。ロイテリ菌は腸内細菌を整えることで歯周病の治癒に作用している可能性もあるかもしれません。
 

 当院ではロイテリ菌を歯周病治療の補助にもちいています。ご興味があれば歯周病専門医までご相談ください。


 


バイオガイア社ロイテリ菌のホームページはこちら⇒ バイオガイアジャパン (biogaia.jp)